乃木坂46・桜井玲香、アイドルとして最後の舞台出演!
舞台「THE BANK ROBBERY!~ダイヤモンド強奪大作戦~」が、8月2日(金)より東京・大阪で上演。同作は、軽快なテンポの中で巧みな言葉遊びと計算されたストーリー構成、意表を突く演出で人気を博し、数々の演劇賞を受賞してきたイギリスの頭脳派コメディ劇団「Mischief Theatre」の最新作で、日本初上陸となる。舞台単独初主演となる宇宙Six/ジャニーズJr.・原嘉孝がスリ常習犯のサム・モナハンを演じるほか、乃木坂46・桜井玲香が結婚詐欺師のカプリス・フリーボーイズを、元木聖也がカプリスの元彼で脱獄囚のミッチ・ラスチッティをそれぞれ演じる。
今回、先日乃木坂46の卒業を発表し、同作がアイドルとして最後の舞台出演となる桜井にインタビューを行った。
――最初に出演を聞いた時の感想は?
「今までやらせていただいた舞台がシリアスな作品が多かったので、マネジャーさんが『今まで出演してきた舞台の色とは違い、ずーっと笑っていられる良い作品だよ!』って笑顔で話してくださったのですが、個人的にはコメディならではの難しさがあるから悩む日々が来るなと(苦笑)。一方で、久々の笑えて楽しめる感じの作品なので、新鮮な気持ちで挑めるなとも思いました」
――台本を読んだ感想は?
「もう展開が目まぐるし過ぎてよく分からなくて、『これは演者の皆さんと稽古場に立ってみないと』って思いました(笑)。内容的には構成がすごくしっかりしていて常に次の展開に進んでいくので、観ているとあっという間に終わっちゃうだろうなって思います。良い意味で軽さのある舞台だと思うので、何かの用事の後にでも『時間的に行けそうだから、行こう!』っていうノリで来ていただいてもいいくらいですね」
――演じるのはカプリスという結婚詐欺師の役ですが?
「結婚詐欺をするために緻密に策を練るという感じではなく、ちょっと単純な感じかな。もっとずる賢いイメージだったんですけど、今のところの役作りではそんなこともないですね。これからもっと稽古が進むにつれて少し色を付けた方がいいのかなって考えているところです。稽古に入る前はちょっと色気のある小悪魔的な感じかなっていうイメージだったんですけど、ことごとく(演出の小林)顕作さんに否定されて今のところ色気はゼロです。もう素の私でやってます(笑)」
――主演の原さんの印象は?
「ビジュアル撮影が4月にあったのですが、撮影している時にカメラマンさん越しにタンクトップに短パン姿の人が見えたんです。けっこう寒い日だったのにすごく薄着だったので、個性的なスタッフさんがいるのかなって思っていたら、それが原さんでした(笑)。いろんな意味ですごいなって思っていたんですけど、顔合わせの時にお会いしたらすごく物腰が柔らかで気さくに話掛けてくださって、持ち前の明るさで『気まずい雰囲気になったらどうしよう』という私の不安を吹き飛ばしてくれました。稽古でもみんなを巻き込んで輪を作ってくださる方なので、すごく良い座長です!」
――演じるカプリスの元彼役の元木さんの印象は?
「最初は全然話せなかったのですが、優しく話しかけてくださって話せるようになりました。これまであまり同年代の方と一緒に舞台をすることがなかったので、お2人が良い人で本当に良かったなって。稽古が始まるまではちょっと緊張していたのですが、大丈夫そうです!」
――詐欺師たちがダイヤモンドを狙うというストーリーですが、ご自身が今1番手に入れたい物は?
「絶対虫歯にならない歯!体質的に小さい頃から虫歯になりやすくて、歯医者さんが苦手なんですよ。通っていた歯医者さんがけっこう容赦のない先生でトラウマになってるんです(泣)」
――この舞台と乃木坂46としての最後のツアーが同時に進行する日程ですが?
「この作品に関しては『自分がアイドル最後だから』というのはあまり関係なく、変わらぬ熱量でのびのびやれたらいいなって思っています。一方でツアーの方は最後なので、キャプテンとしてしっかりしているところを見せる場面は作っておきたいなって。だから、グループの活動で引き締めつつ舞台では肩の力を抜いてのびのびと、適度な緊張感と適度な脱力感でやれればいいなって思っています」
――この夏はアイドルとコメディエンヌの桜井さんを堪能できますね?
「そうですね!ぜひ、舞台とツアーで、この夏は私と一緒に全国を回っていただけたらと思います!(笑)」